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「また遅延…?」ドイツ鉄道(DB)の知られざる裏事情と、失敗しないドイツ旅行の解決策

「また遅延…?」ドイツ鉄道(DB)の知られざる裏事情と、失敗しないドイツ旅行の解決策

何を隠そう、筆者は大の鉄道好き(いわゆる乗り鉄)で、長年ドイツ鉄道(DB)を愛用してきました。
フランクフルトからケルンに向かう際、IC(特急列車)の食堂車でビールを片手に、窓の外に広がる美しいライン川渓谷の風景を眺めるひとときは、筆者のお気に入りでした。

コロナ前は比較的ダイヤも正確で、「ヨーロッパで一番信用できる鉄道」と周囲にも胸を張って言えたほどです。しかし……ここ数年のあまりにも頻繁な遅延と運休の嵐に胃を痛める日々が続き、ついに長年愛用していたメンバーカード(BahnCard)を解約するに至りました。
昔の素晴らしい走りを知っているファンの一人として、今の現状は本当に悲しくて仕方がありません。

「運休と遅延ばかりなのに、なぜ公式発表の定時率は高めなの?」 「予定通りの電車に乗れる確率って、実際のところどうなの?」

今回は、DBの知られざる統計のカラクリと、ストレスフリーで確実なドイツ旅を叶えるスマートな選択肢をご紹介します。

 

まるで「5割〜6割ガチャ」?数字に表れないDBの運行実態

ドイツの鉄道消費者団体などの分析によると、長距離列車(ICE)において以下のトラブルが発生している割合は、全体の40%〜50%にのぼる時期もあります。

・定時で着かなかった(6分以上の遅れ)
・60分以上の大幅遅延
・途中で運行打ち切り、または完全運休

つまり、乗車したICEが「何事もなくスムーズに目的地に届く確率」は、実質5割〜6割ガチャのような状態になっているのが現状です。
なんとも嘆かわしい成績です。


なぜここまで運休や遅延が多いのか?

DBでこれほどまでにトラブルが頻発するのには、明確な3つの理由があります。

  1. 老朽化したインフラと全土での大規模工事(Baustellen) 線路や信号システムの老朽化が限界を迎えており、全土で同時に工事が行われています。その結果、ボトルネックが発生し、一本の遅延が後続列車の運休へと連鎖してしまいます。

  2. 車両不足とメンテナンス遅れ ICEの車両自体の故障だけでなく、エアコンやトイレの不具合による出庫不可が日常化しています。

  3. 「ダイヤ正常化」のための意図的な運行打ち切り 大幅に遅れたICEを終点まで走らせると、折り返し運転も遅れてしまいます。そのため、途中の主要駅(フランクフルトやハノーファーなど)で「この列車はここで打ち切ります。反対方向の始発として折り返します」と強制的に降ろされる(部分運休)ケースが頻発しているのです。

せっかくの旅行中、重いスーツケースを携帯しながらホームで何時間も待たされたり、途中の見知らぬ駅で乗り換えを強いらたり、目的地に大幅に遅れて到着する、というのは避けたいものですよね。


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